背中が丸くならないようにする方法とポイント

背中が丸くなるのを防ぎたい、普段の肩こりや腰痛になるのを防ぎたいという方に、
どうすれば良い姿勢でいられるかを聞かれることがあります。

普段からポイントを意識して、姿勢を変えていくという事になりますが、
なんとなく気にしている程度ではなかなか変わらないものです。

普段から気を付けるのは大事ですが、決まった時間、練習することが大事です。

よい姿勢のポイント

良い姿勢については、色々な方が色々な事を言われていますので、「どれがいいのかよくわからない」という話も聞きます。

多少違いがあっても、大まかには同じような姿勢を勧めている場合が多いと思いますので、
実際に自分でしてみて、辛くない方法なら良続けてみて良いのではないでしょうか。

ここでは、なるべく力まずに立つことを重視し、個人的にお勧めする方法をお伝えしておきます。

これは武術の研究会などで習ったものが基本になっています。

以前は色々な運動をしてもひどい肩こりがありましたが、今は肩こりを感じることはほぼありません。
立ち方だけで肩こりが解決したわけではないでしょうが、肩に力を入れずに立つ練習にもなるので参考になれば幸いです。

  • 両目を水平に保つ、顎が上がらないように気を付け、目線が下がらないように。
  • 肩の力を抜き肩を下げる
  • 物を抱えようとするイメージで肩甲骨は広げるようにする
  • おへその下に力を入れて、骨盤を立てる
  • 膝は伸ばし切らない程度に軽く曲げる
  • 肩幅程度に足を開き、足先はまっすぐ前を向ける

だいたいどこでも似たようなポイントを言われると思いますが、
少し違う点や、わかりにくい点もあると思うので補足します。

肩甲骨を軽く広げるイメージというのはあまり聞かないかもしれません。
肩甲骨を軽く後方に引き、力まない程度に自然に胸を張ることを進める方も多いと思います。

どちらがきれいと感じるかは別問題として、
あくまでも力まないように肩甲骨の間は開くようにする立ち方をお勧めします。

この際に無理に肩を前に出そうとして猫背にならないように気を付けて下さい。

練習する際には、両手のこぶしをおへその下あたりに添えるか、
物を抱えるように手を前に出してみると、自然に肩甲骨の間が開くと思います。

骨盤を立てるという事と顎を上げない、目線を下げないという部分ですが、
後頭骨(頭の後部の骨)と仙骨(骨盤の後部の骨)で背骨を引っ張るような感覚にすると良いと思います。

良く、「頭頂部を真上から引っ張られているように」と言います。
これも「頭の後ろの骨と仙骨で背骨を引っ張るような感覚」同じような意味だとは思うのですが、少し顎が出てしまったり腰が少し反ってしまう事がないように確認してみてください。

足の幅や足先の向きについても、いろいろと違いがあると思いますが、
ある程度足を開き、足先は前を向けることで体が安定しやすくなるので、力を抜いて立ちやすくなると思います。

1番大事な事

良い姿勢を保つためには、決まった時間練習することが必要です。

気付いたときに姿勢を意識しているだけでは、いつの間にか良い姿勢を保とうという気持ちも薄れ、忘れてしまう事が多いと思います。

毎日5分程度自分で姿勢を確認しながら、立ってみる事をお勧めします。

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