膝の痛い方にはお伝えしている内容ですが、慢性化した膝の痛みのほとんどは自分で解消できます。
急激な捻挫などを除き、膝の痛みを訴えていらっしゃる患者さんの多くが女性で、その多くは長く痛みと付き合ってきて、色々な病院を回っても良くならな かったという方で、もう治らないと諦めている方たちです。
その中でも整形外科で「膝の軟骨が減っているから」と言われたという方が特に多いくいらっしゃるのですが、そういう方に、
どんな治療を受けましたか？
と尋ねると、「痛み止めの注射とシップ」、「太もものマッサージ」と答える方が非常に多く、そう言った治療を何年、長い方では十数年も続けていると言うのです。
こういう方々は「他に何も出来ることがない」「膝の痛みと一生付き合わなければならない」と思っている場合が多く「そのうち歩けなくなるのではないか」と不安に思って、時には普通に歩ける程度の痛みを気にして手術をして人工関節を入れて後悔している方も多く見受けます。
もちろん当院でも膝の変形がある方には、変形自体は治らないとお伝えしていますが、痛みの原因は膝の周りの筋肉や腱、靭帯や関節包などの組織の固さなどを取り除くことでなくなってしまう場合がほとんどで、これは自宅でご自分でもできる事です。
そして、その多くは根気よく続けていけば痛みは軽減し、ほとんどの方は階段の昇り降りも正座も痛みなくできるようになります。
しかも、その治療のためには薬品や手術も必要なく、特別な器具なども必要ありません。
当院では実際に膝を触りながら、具体的な方法をお話ししていますが、最低限必要なのはご自分の手で押すだけです。
ですから、自宅でもできることばかりですが、一つ必要なのは痛みに負けないで毎日続けることです。
ご来院いただいた方に、ご自分でしていますか？とお聞きすると「自分ですると痛くないようにするから痛くない。」「たまにすると痛いからすぐやめちゃう。」という答えをよく聞きますが、それでは何も変わりません。
ご来院いただけない日は必ずご自分で押してください。
場所や方法がわからなくなってしまった場合は、ご来院時に確認していただくのが一番ですが、今後、実際の方法についてもこちらでもお伝えしていきますので、わからなくなってしまった場合には、しっかりと場所などを確認しなおすのにお役立て下さい。
膝の痛みを自分で解消する法方へ