棘上筋

棘上筋は肩にあるインナーマッスルのなかで、最も痛めやすい筋肉として知られています。

運動としては、腕を横に上げる際の動き出しで使われる筋肉ですが、肩関節を安定させるためにも重要な筋肉で、重い荷物を持つだけでも負担がかかります。

また、腕を上に上げる動作では、肩甲骨の外端部(肩峰)に当たりやすく、スポーツなどでも痛めやすい筋肉になります。(この、ぶつかりにより起こる障害はインピンジメント症候群と呼ばれます。)

この筋肉のトリガーポイントは、主に肩の外側に痛みを引き起こし、腕を上にあげようとすると強い痛みを起こす場合が多く、筋肉の損傷や、滑液包炎などと間違えやすい症状を引き起こします。